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農林水産省登録 第14674号
農薬の種類 トリクロピルトリエチルアンモニウム(44.0%) 水等(56.0%)
有効年限; 5年
包装 1L×10
化管法 EDTA(化管法1種)

特長

■茎葉より吸収されて成長の盛んな部位へ移行するので、植物を枯死させる事が出来ます。
■クズやニセアカシアなどの難防除雑草の防除に有効です。
■切株処理や立木処理など、場面にあわせて色々な使用ができます。

適用雑草及び使用方法

作物名 適用場所 適用雑草木名 使用時期 薬量又は
希釈倍数
使用液量 本剤の
使用回数
使用方法 トリクロピルを含む
農薬の総使用回数
日本芝 一年生広葉雑草、
クローバー、
チドメグサ等の
多年生広葉雑草
雑草生育期 200~600
㎖/10a
150~200
ℓ/10a
3回以内 雑草茎葉散布 3回以内
樹木等 公園、庭園
堤とう、
駐車場
道路、
運動場
宅地、
のり面等
一年生広葉雑草、
多年生広葉雑草
500~1000
㎖/10a
200~250
ℓ/10a
植栽地を除く
樹木等の
周辺地に
雑草茎葉散布
ニセアカシア 3月~9月 20倍 10~20㎖
/株径10㎝
2回以内 切株処理 2回以内
3倍 3㎖/
樹径8~9㎝
立木処理
すぎ
(下刈り)
ひのき
(下刈り)
落葉雑かん木、
一年生広葉雑草、
多年生広葉雑草
クズ
雑草木の
新葉展開後~
生育期
350
㎖/10a
30ℓ/10a 雑草木
茎葉散布
林木 造林地 雑かん木 4月~10月 10~15倍 45㎖
/株径15㎝
切株処理
クズ 25倍 10~20㎖
/株径3~5㎝
11月~5月 3倍 1㎖/株 株頭処理
クズ、フジ等の
つる類
4月~10月 2~3倍 0.5~2㎖
/株径2~5㎝
つる切り処理
ニセアカシア 3月~9月 20倍 10~20㎖
/株径10㎝
切株処理
3倍 3㎖
/樹径8~9㎝
立木処理

効果的な使用方法

●杉、ヒノキの下刈りの全面散布

雑草やクズの草丈が1.5m以上のものに対しては効果が劣ります。1.5m以下の時期に使用すると効果が増します。

●クズの株頭処理

クズの株頭に近いところで立ち上がっているツルとランナーを切断し、株の最大径まで掘り起こし、露出した株頭全面が濡れる程度に散布してください。

●広葉樹の切株処理(ニセアカシアの切り株処理も同様)

○古い切り株(伐倒後半年以上たったもの)は、薬液が樹皮内によく浸透するようナタ目を入れ、その部分に十分散布してください。
○萌芽部にも散布してください。
○地上部に露出した全部分に散布してください。
*樹液が移動を始める春期に処理すると十分な効果が得られます。

●ニセアカシアの立木処理

幹に切れ目なく切り傷をつけ、その部分に薬液が十分付着するように処理してください。

●クズ、フジ等のつる切処理

2~3か所にナタ等でツルに傷をつけてから、切口に薬液が十分付着するように処理してください。

効果・薬害等の注意

●使用量に合わせ薬液を調液し、使いきってください。
●使用の際は展着剤を加用してください。
●イネ科雑草には効果がないので、イネ科雑草の多い所では使用しないでください。
●広葉雑草の中、オオバコ、スイバなどには効果が劣るので、それらの優占する所での使用はさけてください。又、カタバミにも効果が不十分な場合があるので、カタバミの多い所では所定の範囲の多めの薬量で使用してください。
●草花、植木等周辺の植物には薬害を生じるおそれがあるので、かからないように注意して散布してください。
●散布後の降雨は効果を減ずるので、天候を見定めてから散布してください。また、降雨後に散布する場合は雑草が乾いてから散布してください。
■日本芝に使用する場合は、次のことに注意してください。
○ターフを形成した日本芝に使用し、西洋芝には薬害を生じるので使用しないでください。
○雑草発生前~発生初期の処理では効果が劣るので雑草生え揃った後の雑草生育期に散布してください。
○本剤の処理により、黄変等の薬害を生じることがあるが、やがて回復し、その後の生育に対する影響は認められていません。但し、夏季高温時や芝の生育が劣っている場合には黄変の程度が大きくなるので十分注意してください。
■公園、堤とう等で使用する場合、特に以下のことに注意してください。
○激しい降雨の予想される場合は、使用をさけてください。
○散布薬液の飛散、あるいは本剤の流出によって有用植物に薬害が生じることのないよう十分に注意して散布してください。
○水源池等に本剤が飛散、流入しないように十分に注意してください。
○散布薬液の飛散によって自動車やカラートタンの塗装等へ影響を与えないよう散布地域の選定に注意し、散布区域の諸物件に十分留意してください。
■すぎ、ひのき(下刈り)に使用する場合は、次のことに注意してください。
○落葉雑かん木に使用する場合、1.5m以上のものに対しては効果が劣るので、1.5m以下の時期に使用してください。又、ムラサキシキブ、リョウブ、クロモジには効果が不十分であるので、それ等の優占する所での使用をさけてください。
○造林木に直接かかると薬害が生じるおそれがあるので、かからないように散布してください。
■雑かん木及びニセアカシアの切株処理に使用する場合は、株の側面にナタ等で傷をつけてから、切口及び側面に薬液が十分付着するように散布してください。
○クズの株頭処理に使用する場合は、株際よりつるを切断した切口に薬液が十分付着するように処理してください。
○クズ・フジ等つる類つる切処理に使用する場合は、1~3か所ナタ等でつるに傷をつけてから、切口に薬液が十分付着するように処理してください。
●ニセアカシアの立木処理に使用する場合には、幹の周囲に切れ目なく切傷をつけてから、その部分に薬液が十分付着するように処理してください。
●金属腐食性があるので、散布器具や薬液の調製に使用した容器等は、使用後直ちに水で十分洗ってください。
●本剤の使用に当たっては、使用量・使用時期・使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。

安全使用上の注意

●誤飲などのないように注意してください。
●原液は眼に対して刺激性があるので、散布液調製時および立木、切り株等の処理の際には保護眼鏡を着用して薬剤が眼に入らないよう注意してください。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当てを受けてください。
●本剤は皮膚に対して刺激性があるので、皮膚に付着しないように注意してください。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落としてください。
●散布の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用してください。作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをするとともに洗眼してください。
●公園、堤とう等で使用する際には小児や散布に関係のないものが作業現場に近づかないように配慮するとともに居住者、通行人、家畜などに被害を及ぼさないよう注意を払ってください。また散布後にあっても、少なくともその当日は散布区域に立ち入らないよう縄囲いや立札を立てるなど配慮してください。
●使用残りの薬液は必ず安全な場所に保管してください。
●漏出時は、保護具を着用し布・砂等に吸収させ回収してください。
●移送取扱いは、ていねいに行ってください。
●危険物第四類第二石油類に属するので、火気には十分注意してください。

魚毒性等:この登録に係る使用方法では該当がありません。
★火災時は、適切な保護具を着用し水・消火剤等で消火に努めてください。
★空容器は圃場等に放置せず、3回以上水洗し、適切に処理してください。洗浄水はタンクに入れてください。

注意事項その他

●火気をさけ、食品と区別して、直射日光の当たらない低温な場所に密封して、カギのかかる場所に保管してください。
●使用前にはラベルをよく読んでください。
●ラベルの記載以外には使用しないでください。
●本剤は小児の手の届く所には置かないでください。