農林水産省登録 |
第12990号 |
農薬の種類 |
塩素酸塩水溶剤(塩素酸ナトリウム60.0%) |
有効年限 |
5年 |
包装 |
1㎏×20 , 5㎏×4 |
化管法 |
塩素酸ナトリウム(化管法1種) |
医薬用外劇物、危険物第一類、塩素酸塩類含有物、危険物等級Ⅱ、火気・衝撃注意、可燃物接触注意 |
特長
■非選択性除草剤
■公園・駐車場・道路・堤とう・宅地などで、多種類の雑草防除ができます。
■水溶性ですので、雑草の草丈が伸びてからでも有効です。
■水稲刈後の散布で、マツバイ ・ ミズガヤツリの生育を抑制します。
適用雑草及び使用方法
作物名 |
適用場所
使用目的 |
適用雑草名 |
使用
時期 |
使用量 |
本剤の
使用
回数 |
使用
方法 |
塩素酸塩を含む
農薬の総使用回数 |
薬量 |
希釈水量 |
開墾後に
栽培する
農作物等 |
開墾地 |
一年生雑草及び
多年生広葉雑草 |
雑草
生育期 |
7.5~12.5
kg/10a |
200~300
ℓ/10a |
― |
雑草
茎葉
散布 |
― |
多年生 イネ科雑草 |
12.5~15
kg/10a |
まつ類
からまつ
とどまつ
えぞまつ |
地ごしらえ |
一年生雑草及び 多年生広葉雑草 |
7.5~12.5 kg/10a |
3回 以内 |
3回以内 |
多年生 イネ科雑草 |
12.5~15 kg/10a |
すぎ
ひのき |
一年生雑草及び 多年生広葉雑草 |
7.5~12.5 kg/10a |
3回以内
(全面土壌散布は1回以内、
但し当該処理をする場合には
雑草茎葉散布、
全面均一散布、空中散布、
無人航空機散布及び株処理は
合計1回以内) |
多年生 イネ科雑草 |
12.5~15 kg/10a |
下刈り |
一年生雑草及び
多年生広葉雑草 |
7.5~12.5
kg/10a |
多年生 イネ科雑草 |
12.5~15
kg/10a |
水田作物 (水田畦畔) |
水田畦畔 |
一年生及び 多年生雑草 |
7.5~15 kg/10a |
100~200 ℓ/10a |
― |
― |
樹木等 |
公園、堤とう 駐車場、道路 運動場、宅地 のり面等 |
一年生及び 多年生雑草 |
10~25 kg/10a |
200~300 ℓ/10a |
3回 以内 |
植栽地を 除く樹木 等の周辺 地に雑草 茎葉散布 |
3回以内 (全面土壌散布は1回以内、 但し当該処理をする場合には 雑草茎葉散布は1回以内) |
移植水稲 直播水稲 |
刈取跡 |
マツバイ |
刈取後 10日以内 |
10~13 kg/10a |
80~100 ℓ/10a |
― |
雑草 茎葉 散布 |
― |
ミズガヤツリ |
刈取後~ ミズガヤ ツリの塊茎 形成前まで |
13kg/10a |
果樹類 |
果樹園 |
一年生雑草及び 多年生広葉雑草 |
雑草 生育期 |
7.5~12.5 kg/10a |
200~300 ℓ/10a |
多年生 イネ科雑草 |
12.5~15 kg/10a |
桑 |
桑園 |
一年生雑草及び 多年生広葉雑草 |
雑草 生育期 (晩秋期) |
7.5~12.5 kg/10a |
多年生 イネ科雑草 |
12.5~15 kg/10a |
水田作物
畑作物
(休耕田) |
休耕田 |
一年生雑草 |
雑草生育期 |
10~30 kg/10a |
多年生雑草 |
30kg/10a |
使い方
雑草茎葉散布
●本剤の所定量を所要量の水に加え、金属かプラスチックの棒で良く攪拌して溶解してください。
効果・薬害等の注意
●使用量に合わせ薬液を調製し、使いきってください。
●本剤使用の際は、展着剤を加用すると効果的です。
●使用器具、雑草の成長度等の条件により、使用薬量及び希釈水量は所定の範囲内で増減し使用してください。
●本剤は雑草の種子には効果がないのでなるべく結実前に散布し、再生したら再散布してください。
●本剤の散布直後に石灰又は木灰を施用すると本剤の効果が低下することがあるので注意してください。
●降雨時または降雨の予想される場合は使用しないでください。
●チガヤには効果が劣るので、再生した場合再散布してください。
●本剤の散布適期は対象雑草が萌芽し、新葉が展葉をはじめた時期であり、生育の進んだ雑草には効果が劣るので、時期を失しないように散布してください。一年生及び多年生雑草は草丈 50cm以下が散布適期です。
●本剤を水稲刈取跡のマツバイおよびミズガヤツリ防除に使用する場合は次の事項に注意してください。
○本剤は生育期間中のマツバイおよびミズガヤツリに有効なので、マツバイおよびミズガヤツリの枯葉出現前に処理してください。
○ミズガヤツリを水稲とともに刈取るところでは、ミズガヤツリの再生後なるべく早く散布してください。
○ミズガヤツリ防除に使用する場合、ミズガヤツリの塊茎形成後では効果が劣るので刈取り後が塊茎形成前になる地帯でだけ使用してください。従って処理後地下茎から発生する地帯では使用をさけてください。
○本剤は排水良好な一毛作田で使用し、散布前に落水し、マツバイおよびミズガヤツリを露出させてから茎葉に均一に散布してください。
○本剤の連年使用はなるべくさけてください。
●本剤を地ごしらえ、果樹園、桑園、開こん地などの除草に使用する場合は次の事項に注意してください。
○散布前には雑草木の葉を刈りこまないでください。
○果樹園及び下刈りの場合は、果樹及び林木の葉や小枝や根元に薬液がかからない様に風向きなどに十分注意してください。
○桑は、果樹に比べて本剤に弱いので夏季の散布をさけ養蚕の終わった晩秋に散布してください。
○下刈りに使用する場合、植付当年の使用はしないでください。
●畦畔雑草防除を目的として使用する場合、のり面の散布はさけてください。又流入、飛散等による薬害に注意してください。
●植栽地を除く樹木等の周辺地で使用する場合、薬剤が樹木等の植栽地に流入または飛散するおそれのある場所等では使用しないでください。また、樹木等有用植物の根が分布していると思われるところでは使用を避けてください。
●本剤散布地を農耕地に利用する場合は、散布後3ヵ月以上経過してから播種または植付けしてください。
安全使用上の注意

●散布薬液の飛散によって自動車やカラートタンの塗装等へ影響を与えないよう散布地域の選定に注意し、散布区域内の諸物件に十分留意してください。
●本剤は難燃性になっており火災の危険は少ないが、使用器具は木製など可燃性のものはさけ、使用後は水洗いをしてよく乾かしてください。
●散布器具の洗浄水は河川等に流さず、環境に影響を与えないよう適切に処理してください。
●水源池、飲料用水等に本剤が飛散、流入しないよう十分に注意してください。
●本剤の使用にあたっては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、とくに初めて使用する場合には病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。
●医薬用外劇物です。取扱いには十分注意してください。誤って飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医師の手当てを受けてください。本剤使用中に身体に異常を感じた場合には直ちに医師の手当てを受けてください。
●本剤は眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意してください。眼に入った場合には直ちに水洗いし、眼科医の手当てを受けてください。
●散布の際は防護マスク、手袋、不浸透性防除衣などを着用してください。作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをするとともに洗眼してください。
●本剤が浸み込んで乾いた衣服や地下足袋などは着火して火傷をおこし易いので、火気には注意してください。着火の際は水をかけて消してください。作業終了後、薬剤の付着した衣服、地下足袋等をよく水で洗っておくようにしてください。
●公園、堤とう等で使用する場合は、散布中及び散布後(少なくとも散布当日)に小児や散布に関係のない者が散布区域に立ち入らないよう縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、人畜等に被害を及ぼさないよう注意を払ってください。
●蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにしてください。
●本剤は家畜が好んで食べて中毒を起こすことがあるので、保管に注意し、また散布直後の散布区域への家畜の放飼は行わないでください。
●使用残りの薬剤は必ず鍵のかかる安全な場所に保管してください。
■魚毒性等 …水産動植物(魚類)に影響を及ぼすおそれがあるので、養魚田周辺での使用には注意してください。
注意事項その他
●盗難・紛失の際は、警察に届け出てください。
●保管庫に入れ、カギをかけて保管してください。保管庫には必ず「医薬用外劇物」と表示してください。
●密封し、火気と直射日光をさけ、食品と区別し、冷涼・乾燥した所に保管してカギをかけてください。
●危険物第一類に属するので、火気・衝撃および可燃物に接触しないように注意してください。
●リン・イオウ・アンモニア塩類及びアンモニア性肥料、ガソリン・灯油等の油類、強酸性物質、木・繊維類のような可燃物との混合は危険なので、同一保管をさけてください。
●火災時は、適切な保護具を着用し水・消火剤等で消火に努めてください。
●漏出時は、保護具を着用し掃き取り回収してください。
●移送取扱いは、ていねいに行ってください。
●ラベルをよく読んでください。
●記載以外には使用しないでください。
●小児の手の届く所には置かないでください。
●使用量に合わせ薬液を調製し、使いきってください。空袋は圃場などに放置せず、適切に処理してください。