農林水産省登録 |
第7449号 |
農薬の種類 |
塩素酸塩粒剤(塩素酸ナトリウム50.0%) |
有効年限; |
5年 |
包装 |
5㎏×4 |
化管法 |
塩素酸ナトリウム(化管法1種) |
特長
■駐車場や宅地、公園など(植栽地を除く)の雑草防除に使用できます。特に、ススキやササ、チガヤなどの防除が困難な雑草に最適です。
■竹類の防除に使用できます。土壌散布のほか、節間投入もできるため、場面に応じて使用方法を選択することができます。
■水稲刈取跡、水田畦畔で使用することができます。また、休耕田での雑草対策にもおすすめです。
■造林地の地ごしらえ、下刈りとして使うことで、作業の低減ができます。
適用雑草及び使用方法
作物名 |
適用場所 使用目的 |
適用雑草木名 |
使用時期 |
使用量 |
本剤の
使用回数 |
使用方法 |
塩素酸塩を含む農薬の総使用回数 |
開墾後に
栽培する
農作物等 |
開墾地 |
一年生及び
多年生雑草
雑かん木 |
雑草生育期 |
15~25㎏/10a |
― |
全面均一散布 |
― |
空中散布 |
きく |
- |
スギナ |
収穫後 |
20〜40㎏/10a |
全面土壌散布 |
まつ類
からまつ
えぞまつ
とどまつ |
地ごしらえ |
一年生及び
多年生雑草
雑かん木 |
雑草生育期 |
15~25㎏/10a |
2回
以内 |
全面均一散布 |
3回以内 |
空中散布 |
下刈り |
10~20㎏/10a |
全面均一散布 |
空中散布 |
地ごしらえ
又は下刈り |
ススキ |
30g/株径20cm
60g/株径30cm
85g/株径40cm |
1回 |
株処理 |
ぶな
かんば |
地ごしらえ |
一年生及び
多年生雑草
雑かん木 |
15~25㎏/10a |
2回
以内 |
全面均一散布 |
空中散布 |
下刈り |
10~20㎏/10a |
全面均一散布 |
空中散布 |
すぎ
ひのき |
地ごしらえ |
15~25㎏/10a |
全面均一散布 |
3回以内
(全面土壌散布は
1回以内、但し
当該処理をする場合
には雑草茎葉散布、
全面均一散布、
空中散布、無人航空機散布及び
株処理は合計1回以内) |
空中散布 |
下刈り |
10~20㎏/10a |
全面均一散布 |
空中散布 |
地ごしらえ
又は下刈り |
ススキ |
30g/株径20cm
60g/株径30cm
85g/株径40cm |
1回 |
株処理 |
林地
放置竹林 |
竹類 |
竹類生育期 |
45~60㎏/10a |
全面土壌散布 |
樹木等 |
公園、堤とう
駐車場、道路
運動場、宅地
のり面等 |
一年生及び 多年生雑草 |
雑草生育 初期〜中期 |
15~25kg/10a |
3回以内 |
植栽地を除く
樹木等の周辺地に
雑草茎葉散布 |
3回以内
(全面土壌散布は1回以内、
但し当該処理をする場合には
雑草茎葉散布は1回以内) |
ササ類 |
雑草生育期 |
45~60kg/10a |
1回 |
植栽地を除く
樹木等の周辺地に
全面土壌散布 |
竹類 |
竹類生育期 |
スギナ |
秋冬期 |
30~40kg/10a |
水稲
(水稲刈取跡) |
水稲刈取跡 |
一年生雑草及び
多年生イネ科
雑草 |
水稲刈取後
(秋期雑草生育期) |
20~25㎏/10a |
ー |
水稲刈取跡に
全面土壌散布 |
― |
オモダカ |
30~40㎏/10a |
水稲
(水田畦畔) |
水田畦畔 |
一年生及び
多年生雑草 |
水稲刈取後 |
20~40kg/10a |
全面土壌散布 |
水田作物、
畑作物
(休耕田) |
休耕田 |
雑草生育期 |
30~60kg/10a |
スギナ |
秋冬期 |
30~40kg/10a |
樹木類 |
林地
放置竹林 |
竹類 |
竹類生育期 |
10~20g/本 |
― |
節間に穴を開け
そのまま投入 |
― |
効果・薬害等の注意
●使用量に合わせ秤量し、使いきってください。
●本剤は主として根から吸収されて雑草木を枯死させる除草剤で、ススキを抑制、枯殺するには株元やその周辺にスポット散布してください。
●本剤の散布適期は対象雑草木が萌芽し、新葉が展葉をはじめた時期です。生育の進んだ雑草木には効果が劣るので、時期を失しないように散布してください。雑かん木、一年生及び多年生雑草は草丈50cm以下が散布適期で、ススキは草丈20cm以下が株処理適期です。
●地ごしらえの場合は、手まき、手動または、風速の大きい動力散布機で地ごしらえ地全面にまき残しのないように散布してください。
●下刈りの場合は、風速を小さくした動力散布機で茎葉または土壌表面に均一に散布してください。
●本剤は空中散布の場合、ヘリコプター用微粒剤散布装置によって散布してください。
●降雨時の散布または降雨の予想される時、積雪時及び土壌凍結時は、散布を見合わせてください。
●下刈りの場合、降雨時または降雨後など、植栽木の茎葉がぬれている時の散布は、薬害を生じるおそれがあるので、植栽木をさけて散布してください。
●開こん地、林地の地ごしらえ、休耕田またはきくに使用した場合、散布後3ヵ月以内は樹木、作物の植付、は種などはしないでください。
●下刈りに使用する場合、植付当年の使用はしないでください。
●竹類の節間投入処理の場合は、ドリル等で穴を開け、ろうと等を用いて粒剤のまま投入し、投入後は穴をコルク栓等で塞いでください。
●本剤を水稲刈取り跡に使用する場合には、次の事項に注意してください。
1)一年生雑草及び多年生イネ科雑草防除に使用する場合は、水稲刈取後、秋期雑草生育期に使用してください。
2)オモダカに使用する場合は、水稲刈取後なるべく早く使用してください。
3)本剤は排水良好な一毛作田で使用し、散布前に落水し、全面に均一に散布してください。
●植栽地を除く樹木等の周辺地で使用する場合は、薬剤が樹木等の植栽地に流入または飛散するおそれのある場所等では使用しないでください。また、樹木類等有用植物の根が分布していると思われるところでは使用をさけてください。
安全使用上の注意
●医薬用外劇物です。取り扱いには十分注意してください。誤って飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医師の手当てを受けさせてください。
●本剤使用中に身体に異常を感じた場合には直ちに医師の手当てを受けてください。
●本剤は眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意してください。眼に入った場合は直ちに水洗いし、眼科医の手当てを受けてください。
●本剤は従来品に比べて難燃性に製剤してありますが、散布前後には散布機をよく清掃して油や汚れを拭き取ってください。
●散布時本剤が身体や作業衣に付着の少ないよう風向等に注意し、散布したところを歩かないでください。
●本剤のしみこんだ作業衣は、火気に対して燃えにくくなっていますが、作業後は水洗いをしてください。
●水源池、飲料用水等に本剤が飛散、流入しないよう十分に注意してください。
●散布に使用した器具、容器の洗浄水は河川等に流さず容器、空袋等は環境に影響を与えないよう適切に処理してください。
●使用の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用してください。作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをするとともに洗眼してください。
●本剤は家畜が好んで食べて中毒を起こすことがあるので保管に注意し、また使用直後の使用区域への家畜の放飼は行わないでください。
●蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにしてください。
●公園、堤とう等で使用する場合は、使用中及び使用後(少なくとも使用当日)に小児や使用に関係のない者が使用区域に立ち入らないよう縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、人畜等に被害を及ぼさないよう注意を払ってください。
●本剤の使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意し、とくに初めて使用する場合には病害虫防除所等関係機関の指導を受けることを推奨します。
保管取扱上の注意
★盗難・紛失の際は、 警察に届け出てください。
●密封し、火気をさけ、直射日光のあたらない冷涼・乾燥した所に保管してください。
●使用残りの薬剤は必ずカギのかかる安全な場所に責任者を決めて保管してください。
●リン、イオウ、アンモニア塩類及びアンモニア性肥料、ガソリン・灯油等の油類、強酸性物質、木・繊維類のような可燃物との混合は危険なので、同一保管をさけてください。
★漏出時は、保護具を着用し掃き取り回収してください。
★火災時は、適切な保護具を着用し水・消火剤等で消火に努めてください。
★移送取扱いは、ていねいに行ってください。
★空袋は圃場などに放置せず適切に処理してください。
●ラベルをよく読んでください。
●記載以外には使用しないでください。
●小児の手の届く所には置かないでください。